働く人の4割が、仕事上のトラブルにあったことがある。そんな結果が、日本労働組合総連合会(東京都千代田区)の発表した調査結果で分かった。経験したトラブルでは「いじめ・差別などについて」が最も多かった。
働く上でトラブルにあったことのある人は41.1%。男女別では、女性が41.6%でわずかに男性(40.6%)を上回った。経験したトラブルの1位は「いじめ・差別などについて」(15.0%)。2位は「労働時間について」(13.7%)、3位は「給料について」(12.4%)が続いた。男女別に見ると、女性は「いじめ・差別などについて」(18.8%)、男性は「労働時間について」(15.0%)がそれぞれ1位となった。
周囲でトラブルを見聞きしたことがある人は46.2%だった。見聞きしたトラブルの1位は「いじめ・差別などについて」(21.4%)で、自身の経験を聞いた質問と同様に「労働時間について」(15.5%)、「給料について」(13.2%)が続いた。
20〜59歳の有職者1000人を対象にインターネットで調査した。期間は1月12〜15日。
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