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昭和を再現した「仁丹タクシー」が登場 乗客に「銀粒仁丹」を配布、狙いは?
森下仁丹は、3月11日からの期間限定で「#タイムスリップ仁丹タクシー」を走行させる。狙いは……。
森下仁丹(大阪市)は、3月11日からの期間限定で「#タイムスリップ仁丹タクシー」を走行させる。2025年に発売120周年を迎える「仁丹」のリブランディング企画の一環で、同商品が最も売れた昭和の光景を車内で再現し、新たな顧客の獲得を狙う。
仁丹は、予防医学的な懐中薬として1905年に、「赤大粒仁丹(あかだいりゅうじんたん)」として発売。29年に、現在と同じ16種類の生薬を小さく丸めて銀箔でコーティングした口中清涼剤「銀粒仁丹」となった。
120周年を迎えるにあたって、同社は2月11日から「ありたい自分へのパートナー」をコンセプトに、仁丹のリブランディングを実施している。
今回の企画「#タイムスリップ仁丹タクシー」では、昭和の懐かしいアイテムを車内に設置したほか、大阪でタクシーの運転手が乗客に仁丹を配っていた光景も再現する。
車両は、昭和時代のタクシーの定番「トヨタ クラウン」を採用。当時の面影が残るシートカバーやフットカバーを使用し、ラジカセからは昭和中期に大人から子どもまで口ずさんでいたテレビCMソング「仁丹の歌」が流れる。
側面の「ジンタン、ありやん?」という関西弁のメッセージには、知らない人や古い印象を持つ人にも「銀粒仁丹」を味わってもらい、意外とありかもと感じてもらいたいという狙いがある。
運行期間は3月11〜24日で、エリアは東京都内23区、武蔵野、三鷹地区。台数は、フルラッピング車両1台と、Canvas車両100台の計101台を用意する。
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