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東京23区の新築マンション、価格上昇いつまで? 平均価格は初の1億円超(3/3 ページ)

東京23区の新築マンションの平均価格が昨年、初めて1億円の大台を超えた。高嶺の花と言われた「億ション」だが、低金利が続く中、夫婦共働きで世帯年収が高い「パワーカップル」や富裕層を中心に需要は強く、資材や人件費の高騰を価格に反映しやすい状況だ。

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産経新聞
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あ2〜3年は上昇基調か

 「あと2〜3年は上がり続けると思う」。不動産コンサルタントの沖有人氏は今後の見通しを語る。新築マンションは用地取得費と建築費を合わせた積算の世界で、仕入れたものが2〜3年後に販売されることになるので、足元のコスト上昇を踏まえると必然的に値上がりするとの見方だ。「今より2割くらいは上がるだろう」と続ける。

 とはいえ、価格が上がりすぎれば、購入者が付いて来れなくなる可能性も指摘される。今春にも日銀の政策変更による住宅ローンの変動金利の上昇も予想され、マンション購入の冷や水を浴びせる可能性がある。それでも、需要の底堅さや不動産大手に売り急ぐ姿勢が見られないことなどもあり、「都心のマンションは高値が続く」(大和証券の増宮氏)との見方が支配的だ。(万福博之)

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