KATE「リップモンスター」総選挙を実施 限定色を投票数と販売実績でランキング化、上位は再販へ
カネボウ化粧品が展開するグローバルメイクアップブランド「KATE(ケイト)」は、口紅「リップモンスター」において昨年発売した限定コレクションの総選挙を開催。KATE公式Xでの投票結果と昨年の販売実績から上位を決定した。
カネボウ化粧品が展開するグローバルメイクアップブランド「KATE(ケイト)」は、口紅「リップモンスター」において昨年発売した限定コレクションの総選挙を開催した。昨年発売した限定コレクション「MYリップモンスター」全12色から再販3色を決定する企画で、KATE公式Xでの投票結果と昨年の販売実績から上位を決定した。6月18日から順次再販を行う。
累計出荷数800万本を突破
リップモンスターは、コロナ禍の21年5月に発売。マスクをしていても落ちにくいことや、つけたての色がそのまま持続する発色の良さから人気を博した。現在はスフレマットやカラートナー(手持ちの口紅の上から塗ることで落ちにくくする商品)なども展開。累計出荷数800万本を突破した、同ブランドの大ヒット商品だ。
落ちにくさは唇から蒸発する水分を活用して密着ジェル膜に変化する独自技術にある。マスクをしていても落ちにくく、つけたての色が長時間持続する。保湿成分も配合することで乾燥しにくくした。
昨年は、季節ごとに合計12体の限定コレクション「MYリップモンスター」を発売。発売後すぐに売り切れが続出し、注目を集めた。
1位はオールドピンクの「104 桜色のひと時」
今回の総選挙で1位を獲得した「104 桜色のひと時」のカラーは、グリーンパールを纏うオールドピンク。2位の「103 秘めた炎」は上品なミルクティーブラウン、3位の「112 真夜中の褒美」はグリーンパールが光るレッドブラウンだ。
リップモンスターの特徴の1つが、それまでの口紅にはなかったユニークな商品名だ。ブランド担当者によれば、商品名は使った時の気持ちや体験に着目し命名。「『ラスボス』や『2:00AM』など、#をつけてつぶやきたくなるような言葉を選んだ」(ブランド担当者)という。
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