ローソンは3月21日、2024年度上期における商品戦略を発表した。利用客の価値観や購買行動が大きく変化したことを踏まえ、時間効率を意識したタイパ(=タイムパフォーマンス)、居心地の良い状態を効率よく求めるウェルパ(=ウェルビーイングパフォーマンス)、費用対効果を意識したコスパ(=コストパフォーマンス)のニーズに対応した商品を強化していくという。
具体的には、4月2日にのり弁当がそのままおにぎりになった「具!おにぎり まるで明太のり弁」(322円)を発売する。同商品は、ちくわの磯部揚げ、たまご焼き、白身魚フライ、明太子をごはんで挟んでいるのが特徴。通常の海苔弁当をはしを使わずに、おにぎり感覚で食べられる点を訴求する。
また、振ることでドレッシングや具材が混ざり、手間がかからず肉・野菜・パスタを手軽に食べられるパスタサラダや、“ながら食べ”がしやすいスティック状のケーキなどを投入していく予定だ。
コスパを意識した商品としては、すでに発売している「超大盛り 辛みそラーメン」(198円)や、1グラム当たりの価格が「Lチキ」より安くてボリューム感のある「LLチキ レギュラー」(268円)などを例に挙げる。こうした大容量のPB商品などを強化していくと見られる。
関連記事
- ファミマで最も売れている弁当はがっつり系!? 取材で見えてきた「勝利の方程式」
ファミマが2017年8月に発売した「3色そぼろ&チキン南蛮弁当」。22年における同社弁当カテゴリーでの販売金額ランキング1位だ。どうしてこれほど支持されているのか。 - なぜ「ちゃん系ラーメン」支持される? 背景に高齢化 こってり、がっつりだけではない新潮流
「ちゃん系ラーメン」と呼ばれるラーメン店が都内を中心に流行している。その背景にあるのは高齢化だと筆者は指摘する。ラーメンの潮流から最新の動向を読み解く。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.