ファミマ、「最高!プリンスイーツ」シリーズが累計400万食を突破 「どこか新しさを感じられる」を意識(1/2 ページ)
ファミマが3月中旬に発売した「最高!プリンスイーツ」シリーズの販売が好調だ。同社はスイーツ分野を強化しようとしている。その狙いとは?
ファミリーマートが3月19日に発売した「最高!プリンスイーツ」シリーズが好調だ。販売開始から13日間で累計400万食を突破している。
ファミマは同シリーズを「プリンの進化系スイーツ」として打ち出している。発売したのは全4種で、固めのプリンとホイップクリームをふわふわ生地でサンドした「プリンサンド」(268円)や、タルトにカスタードとドーム型のプリンをのせた「プリンタルト」(298円)などがある。スイーツの流行や見た目のインパクトを踏まえて開発した。
商品開発担当者によると、過去にヒットした「ファミマ・ザ・クレープ」や「生コッペパン」が開発のヒントになっているという。生コッペパンシリーズは、23年2月に発売してからの累計販売数が1億2000万食を突破している。消費者はコッペパンに対して、「パサついてガサガサした舌ざわり」「具がない部分がパサパサしておいしくない」といったイメージを抱いていた。そこで、しっとりもちっとした触感とすることで、ヒットにつなげた。
同社は「誰もが一度は食べたことがあるけれど、その中にどこか新しさを感じられるもの」が支持される要素だと分析。王道のプリンにファミマらしいトレンド感や新しさを加えるような視点を大切にしながら開発した。
ユニークな食べ方を提案するため、開発担当者はプリンとスイーツのさまざまな組み合わせを試すことに。その結果生まれたのがプリンタルトとプリンサンドだった。「おいしい組み合わせ」に加え、そのまま手で食べられるような「食べやすさ」も追求した。
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