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Sansan「30%値上げ」 顧客単価の“頭打ち”脱却なるか業績好調だが……(3/3 ページ)

業績好調のSansan。インボイス管理サービスなどが堅調に推移しているが、顧客単価の「頭打ち」感の足音も迫る。どう打開するか。

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Bill One、次の展開

 顧客単価をアップするには、機能追加を行ってより高価なエディションに乗り換えてもらうアップセルや、既存顧客に関連するサービスを提供するクロスセルといった手法が一般的だ。その中で、注目は急成長を続けるBill Oneの次の一手だろう。

 早船明夫アナリストは「向こう1、2年は、メガヒットSaaSであるBill Oneをどこまで伸ばせるかが、今後のSansanにおける業績の最大の変動要素になりそうだ」と指摘する。

 Bill Oneは、請求書という企業のお金の動きに直結する部分に携わっており、フィンテック領域への拡大を図るとしている。すでに23年6月には法人カード「Bill Oneビジネスカード」の提供を始めており、クロスセルに向けた弾は増えつつある。今後、どんなフィンテックサービスを投入するかに注目したい。


Bill Oneの次のフィンテックサービスに注目が集まる

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