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ニトリ、ワークマン、モンベルが続々参入 軽くて安い布製ランドセルは“価格破壊”を起こすか?(2/6 ページ)
ランドセルが高額化している一方で、大手チェーンが軽くて安い布製ランドセルを続々発売している。
ニトリの布製ランドセルは売れ行き好調
こうした状況で、価格が2万円以下という布製ランドセルを発売する大手チェーンの動きが目立ってきた。
ニトリは23年2月下旬から自社の通販サイトで軽さを強調したランドセルの販売を開始している。25年入学モデルの店頭販売は6月中旬を予定しており、価格は1万9990円だ。「超軽量ランドセルNシールドF」は重さが約840グラムで、「はっ水加工記事」「PC・タブレット/インナーポケット」といった子どもにとっての快適さを追求した12個の機能を備えている。
同社の公式Webサイトでは、新入学以外の子どもも購入していることをアピールしている。具体的には「1年生の時と比べて身長が伸びたので、ランドセルが窮屈で背負いにくい」「通学時間が長いので軽いものがいい」「成長するにつれて、派手なデザインが恥ずかしくなる」「荷物が重くなるので肩や腰が痛くなる前にもっと軽いものを使いたい」といったシーンを挙げている。
ニトリの広報担当者によると、23年の販売実績は同社のランドセル単品販売数量ベスト5以内に入っており非常に好調だったという。
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