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「ポイント経済圏」の競争が激化 関係者「差別化が図れなくなった」(1/3 ページ)

「TSUTAYA」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブと三井住友フィナンシャルグループ(FG)は22日、両社の「Tポイント」と「Vポイント」を統合し、名称を「Vポイント」に統一した新たなポイント事業を始める。

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産経新聞

 「TSUTAYA(ツタヤ)」などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(FG)は22日、両社の「Tポイント」と「Vポイント」を統合し、名称を「Vポイント」に統一した新たなポイント事業を始める。通信大手が先行する「経済圏」競争に強力な対抗馬が出現することとなり、各陣営にはこれまで以上に顧客からの興味を引き付けるための高度な工夫が求められそうだ。

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 TポイントはCCCが平成15年に生んだ「老舗」経済圏だが、近年は後発の他陣営の経済圏に押され失速していた。一方のVポイントは利便性や知名度の低さを課題としており、利害の一致から統合が実現。これにより生まれる経済圏は計8600万人規模に上る。

 特徴は従来のTポイント加盟店に加え、クレジットカードの国際ブランド「VISA(ビザ)」の加盟店でもポイントがたまるという利便性の高さだ。三井住友FGの金融サービス「Olive(オリーブ)」と連携した戦略も展開する。

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