2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

60歳の「神戸ポートタワー」が生まれ変わった 集客力を高めるために“仕掛け”あり屋上デッキを開放(4/4 ページ)

「神戸ポートタワー」が4月26日にリニューアルオープンした。どのように変わるのか、取材した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

「神戸のシンボル」であり続ける

 今後も集客施策として、さまざまなコラボレーション展開を予定する。現段階では、構想中とのことだが「推し活」とのコラボイベントも検討している。

 「推し活」をテーマにした商品開発はフェリシモも実績があり、同社が運営するワイナリーでも2023年9月に人気アニメをテーマしたイベントを実施した。「想定を上回る来場者数があった」ことから、神戸ポートタワーでも相乗効果を期待する。

photo
展望フロアに通じるゲート

 タワーは年中無休で営業時間は午前9時〜午後11時。展望階へは日時指定のチケットが必要で、大人1000円、小中学生400円、幼児無料。屋上デッキだけのチケットはなく、展望階とのセットで大人1200円、小中学生500円。2月26日から先行してチケットを販売しており、売れ行きは好調だという。

photo
展望フロアの手すりにはドラマや映画の聖地を示す表示も

 「2025年は、震災から30年の節目となる。復興の象徴として街を照らし続けた神戸ポートタワーは、地元の人にとって特別な存在。2023年12月にライトアップを再開したが、ポートタワーが港で輝いていることに励まされるという声をいただいた。今後も神戸の方々の心情に寄り添いながら運営していきたい」と吉川氏は語る。

photo
公式グッズなども豊富に取り揃える

 長年、神戸の街を照らし続けてきた神戸ポートタワーは、3年の歳月を経て大きく生まれ変わった。これからも人々の心の拠り所として、赫き続ける。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る