調査リポート
自分の職場は「ゆるブラック」と思う会社員は4割 理由は「収入が増えない」が最多に(2/2 ページ)
識学は、従業員数10名以上の企業に勤める20〜59歳の会社員を対象に「“ゆるブラック”に関する調査」を行った。自分の職場は「ゆるブラック」だと思う人は4割近くに上ることが分かった。
今の会社で働き続けたいか
今の会社で働き続けたいかについては、「働き続けたい」(「働き続けたい」「どちらかといえば働き続けたい」の合計)と答えたのは41.0%だった。
また、ゆるブラックな職場環境であるために転職を考えるかについて聞いた。転職を決めている人も含め、転職意向がある人は合わせて60.7%だった。職場環境がゆるいことは、社員にとってプラスには働いていないことが分かった。
識学は「企業側は求めるものを明確に提示し、アウトプットに対して時には厳しい評価を下す必要もある。それにより従業員は自分の不足を認識し、不足を修正する行動を取り、できなかったことができるようになっていく過程で自身の成長実感につながるのではないだろうか。ゆるブラックな会社にならないために、従業員と真摯(しんし)に向き合っていく企業側の覚悟が問われているのかもしれない」とコメントした。
今回の調査は、従業員数10人以上の企業に勤める20〜59歳の会社員を対象にインターネットで行った。期間は4月12〜13日、有効回答数はスクリーニング2353人、本調査300人。
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