「配属ガチャ」意識調査、配属先告知が遅いと「内定辞退を検討」する学生は6割超（2/2 ページ）

インタツアーは、2025〜27卒の学生を対象に、「配属ガチャ」についての意識調査を実施した。配属先の告知が希望の時期よりも遅い場合、辞退などを検討する要因となるか聞いたところ、6割以上の学生が「志望度の影響を受ける」と回答したことが分かった。

[コネムラメグミ，ITmedia]

勤務地の希望は？

　勤務地について、希望の勤務地でなければ内定を辞退するか聞いた。「辞退する」と答えた学生は43.0％を占め、勤務地が入社企業選びの大きな軸のひとつとなっていることがうかがえる結果となった。

勤務地についてどう考えているか

　勤務地を限定できる「地域限定社員」についてどう思うか聞いた。地域限定社員に「エントリーする可能性がある」と答えた学生は30.1％、「興味がある」は29.6％と、前向きな反応が6割近くだった。一方、「地域限定社員については知らない」と答えた学生も約2割存在し、こうした雇用制度についてはまだ認知が拡大していないようだ。

地域限定社員についてどう思うか

部署や職種についての希望は？

　次に、企業選びの際の部署や職種についての考えを尋ねた。希望の部署・職種でなければ内定を「辞退する」と答えた学生は36.0％で、勤務地についての割合と比べると、部署・職種についてのこだわり度は低かった。

部署や職種についてどう考えているか

　職種を限定できる「ジョブ型雇用」については、「ジョブ型雇用にエントリーする可能性がある」と答えた学生は24.2％、「ジョブ型雇用に興味がある」は30.6％と、ジョブ型雇用について関心がある学生は5割を超えた。一方、「ジョブ型雇用については知らない」と答えた学生も31.2％におよび、学生の選択肢としてはいまだ知られていないようだ。

ジョブ型雇用どう思うか

　今回の調査は、2025〜27年卒の大学生を対象にインターネットで行った。期間は1月22〜31日、有効回答数は958人。