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原宿は若者と文化を取り戻せるか 新ランドマーク「ハラカド」に足を運んで分かったこと:長浜淳之介のトレンドアンテナ(4/7 ページ)
原宿の新たなランドマークとして東急不動産がオープンした「ハラカド」。実際に足を運び、その魅力や注目のポイントを解説していく。
飲食フロアの工夫とは?
5〜6階は「原宿のまちの食堂」をテーマとした飲食フロアだ。両階ともに緑豊かなテラス席を有し、7階の屋上テラスを含めて約860坪に23店が集積している。5階は横丁のような雰囲気で店が軒を連ねるレストラン街だ。原宿では少なかった、日常的に通いたくなる店を意図的に集めている。
かつて、銭湯の前には、湯上がりに1杯飲める屋台や居酒屋があったものだが、地下1階の銭湯と連動させた飲食店のあり方を提案するものとして、面白いのが「居酒屋スタンド ジャンプ」だ。東京・代々木上原にある1978年創業の老舗居酒屋「ジャンプ」が母体で、安価なセットも提供している。
地元で1966年から営業しており、ランチ時は行列になる町中華「紫金飯店」も出店しており、名物の「玉子炒飯」などを提供する。その他に、人気ラーメンチェーンの「一風堂」、回転寿司の「まぐろ問屋恵み」など、若干高めではあるが、銭湯帰りに寄ってみたくなるような店がいくつもある。
韓国・ソウルで人気のフライドチキン「カンブチキン」が、日本1号店を出店したのも話題となった。吉祥寺の「ハモニカ横丁」を人気エリアにした、ビデオインフォメーションセンターが、建築家・隈研吾氏による奇抜なデザインで、ローストチキンと焼鳥のスタンディングバル「トーキングゴリラ」を出店するなど、お洒落なストリートフードに振った店も多い。
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