部下に飲み会、どう誘えば嫌われない? ChatGPTの答えは:その悩み、生成AIが解決(2/2 ページ)
チームをまとめる中間管理職として、お互いを知るために飲み会を開きたいと考えているが、今の若者は職場の飲み会を避けたがるという話も耳にする。無理に誘って嫌われたくはないが、面と向かって本音を聞くのも難しい……。
若者の本音から求められていることを探る
続いて少し視点を変え、飲み会に誘われた若者同士の会話としての本音も聞き出してみよう。上記までの会話に使ったものと同じチャット内で、以下のように質問する。
【プロンプト】
Aさん、Bさん、Cさんの3人は、本当は上司にどうしてほしいと思っていますか? 飲み会に誘われた若者同士の本音の会話をしてください。
飲み会にこだわるのではなく、食事会やカフェでの集まりを求める会話を引き出すことができた。「飲み会に参加してもらう」ことを目的に会話を試行錯誤しているだけでは見落としてしまう視点だ。
【回答】
Aさん:「次の飲み会、上司がまた企画してるけど、みんなどう思ってる?僕はいつも通り楽しみにしてるよ!」
Bさん:「正直なところ、リラックスできる雰囲気だったらいいんだけど、いつも上司がいるとちょっと緊張するんだよね。もっとカジュアルな感じで、出たい人だけ出ればいいのになって思うよ。」
Cさん:「そうだね、私もお酒苦手だし、上司がいると余計に飲まなきゃってプレッシャー感じるし。ノンアルコールの選択肢もあるっていうのはいいけど、参加自体が任意だったらもっと気楽に行けるのにね。」
Aさん:「それはそうだよね。上司ももう少し気軽に参加できるように配慮してくれたらいいのに。例えば、何かテーマを決めて、飲み会じゃなくてもいいから、他の活動を入れたりとか。」
Bさん:「そうそう、飲み会以外にも選択肢があればいいよね。例えば食事会だったり、カフェでお茶だけとか。そういうのならもっと気軽に参加できるし、上司もそれが分かってくれたらなって思う。」
Cさん:「私たちがどう感じているか、上司にもっと伝わればいいのにね。飲み会じゃなくても、他の方法でコミュニケーション取れる場があれば、もっとみんな楽しめると思う。」
本音の要約
- Aさん:基本的に飲み会が好きだが、他の同僚の意見にも共感し、もっと参加しやすい環境があればと考えている。
- Bさん:職場の飲み会に対して消極的で、よりリラックスできる形式を望んでいる。任意参加や他の活動への変更を求めている。
- Cさん:飲み会の代わりにもっと多様なコミュニケーションの場があることを望み、お酒中心の集まりからのプレッシャーを軽減したいと考えている。
ChatGPTを相手にした会話はあくまでもシミュレーションなので、出力された回答が実際の若者たちの答えと一致するとは限らない。当然だが、実際のコミュニケーションでは目の前にいるリアルな人たちのことを理解し、それぞれの状況にあわせた選択をしていくことが必要になる。
とはいえ、失敗ややり直しができるのはAIならではのメリットだ。シミュレーションの会話を通して「こう言ったらどんな反応が返ってくるだろう?」「○○と△△ではどちらが良いだろう?」と試行錯誤することで、よりよいコミュニケーションのあり方を模索することに役立つはずだ。
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