KFC、ドリンクをストローなしで飲めるフタに改良 プラスチック削減に向けた取り組み
日本ケンタッキー・フライド・チキンは6月5日、ドリンクのフタをストローなしで飲めるタイプに変更すると発表した。12月末頃までに全店舗へ導入予定だ。
日本ケンタッキー・フライド・チキンは6月5日、ドリンクのフタをストローなしで飲めるタイプに変更すると発表した。12月末頃までに全店舗へ導入予定。同社は使い捨てプラスチックの削減に積極的に取り組んでおり、今回のフタの変更もその一環だ。
新しいフタの素材には、使用済みペットボトルをもとに生産したポリエステル繊維「再生ペット」を25%使用している。2023年4月から国内28店舗にて先行導入し、ユーザーの声を収集。検討・改良を進め、今回の導入に至った。
同社はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向け、「持続可能な調達」「プラスチック対策」「温室効果ガス対策」という3つの取り組みを進めている。プラスチック対策としては、これまでバイオマス配合のレジ袋に切り替えたり、ドリンク用プラカップを廃止したりしている。また、マドラー、スプーン、フォークを木製に変更している。2020年から3年間で、プラスチック使用量全体の削減率は1店舗平均58.7%を達成している。
その他、「使う人だけ、使う分だけ」をキャッチフレーズに、2023年7月からペーパーナプキンやガムシロップ、コーヒーフレッシュなどの付属品のセルフ提供を開始。商品の渡し場所付近に設置し、注文品や趣向に合わせ、「使う分だけ」を取るよう呼び掛けている。
マクドナルドもサイドサラダの容器を紙製の容器に
ファストフード業界全体でも、プラスチック削減に向けた取り組みが進んでいる。日本マクドナルドは、「2025年末までに提供用容器包装類を再生可能な素材やリサイクル素材または認証された素材に変更する」と発表。2022年10月から紙ストローや木製カトラリーの提供を開始し、2023年12月からサイドサラダの容器を紙製の容器に変更した。モスバーガーを展開するモスフードサービスは、2023年5月中旬から紙製のコールドドリンクカップを導入している。
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