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あずきバーの井村屋「高級ドリアン」使用のアイス発売 狙いは?:プロダクトInsights
「あずきバー」などのアイスで知られる井村屋グループは、ドリアンの高級品種を使用した新商品を発表。その狙いは。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
「あずきバー」などの氷菓で知られる井村屋グループは6月7日、ドリアンの高級品種を使用した新商品を発表した。6月からマレーシア国内にて季節限定で発売する。同社はマレーシアを足掛かりに、ASEAN市場への商品展開を拡大する狙いだ。
発売する商品は「MOCHI MOCHI MUSANG KING DURIAN&DURIAN」(オープン価格)。 アイス及びソースにはマレーシア産高級品種の猫山王(ムサンキング)を100%使用。「ドリアンのおいしさがストレートに伝わるアイスに仕上げた。新鮮なドリアンの香りと濃厚な味をお楽しみいただける」と同社は説明する。
井村屋グループは2019年にマレーシアに現地法人を設立しており、2021年からローカライズした「AZUKIBARシリーズ」を販売、2022年にはもちを使用したアイス「MOCHI MOCHI」シリーズを展開している。
マレーシアで展開する商品はいずれもハラール認証を取得。マレーシア人口の約60%を占めるイスラム教徒へ配慮している。
同社の担当者によると、日本国内での販売は現時点で予定していないという。売上目標については公開していない。
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