職場のDXが進まないことで人材が離れていく「DX離職」。一方で、なかなか企業のDXは進んでいないようだ。Colorkrew(東京都台東区)が調査結果を発表し、最も回答が集まったのは「特に取り組んでいない」(29.3%)だった。「すでにできている」と回答した人は6.1%にとどまった。
職場のデジタル化など、変化への対応に関する回答結果を年代別に見ると、若手社員(1998〜2002年生まれ)では「対応できている」が38.0%、「対応できていない」が26.0%と、ポジティブな意見が多数派を占めた。一方、中堅社員(1981〜1996年生まれ)とベテラン社員(1965〜1980年生まれ)では「対応できていない」が多数派だった。
DX化が進まないことで離職を考えると回答した人は、おそよ3人に1人。会社に求めるDXとしては「より効率の良い業務プロセスへの改善」(23.9%)が1位だった。
全国の経営者・役員・正社員・契約社員・公務員1000人を対象に、インターネットで調査した。期間は4月11〜12日。
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