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キユーピーと味の素、マヨネーズボトル回収の実証実験 リサイクル技術の確立目指す
キユーピーと味の素は7月1日から、イトーヨーカドー溝ノ口店(神奈川県川崎市)で、使用済みマヨネーズボトル回収の実証実験を開始する。海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取り組みの一環。
キユーピーと味の素は7月1日から、イトーヨーカドー溝ノ口店(神奈川県川崎市)で、使用済みマヨネーズボトル回収の実証実験を開始する。海洋プラスチックごみ問題の解決に向けた取り組みの一環。
主にポリエチレン(PE)を原料に作られるマヨネーズボトルは通常、可燃ごみやプラスチックごみに区分されている。ペットボトルのような、水平リサイクル(ペットボトルに代表される、使用済みの製品から再び同じ製品を製造するシステム)の先行事例は乏しいのが現状だ。
そこで両社は実証実験を行い、回収量や状態についてのデータを収集。マヨネーズボトルの水平リサイクルの社会実装に向けて、リサイクル技術を確立したい考えだ。
また、使用済みマヨネーズボトルは「ごみではなく、資源である」として、リサイクルの啓発活動も展開。生活者の意識を変えることを目指すという。
実証実験の期間は2024年7月1日〜2025年6月30日。マヨネーズ以外の半固形状ドレッシングなどのボトルも回収対象となる。
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