ローソン、「振っておいしいパスタサラダ」が好調 タイパ重視のニーズに対応(2/2 ページ)
ローソンの「振っておいしいパスタサラダ」シリーズの累計販売数が発売から約4週間で300万個を突破した。商品開発時に意識した、タイパニーズとは?
なぜ開発したのか?
パスタサラダの開発担当者は「『時間をかけずに食事を済ませたい』『パスタもサラダも肉もバランスよく食べたい』『小袋ドレッシングを取り出して開けるのが煩わしい』といったお客さまの声から生まれた商品ですが、売り上げが好調でうれしいです。SNS上では『こんな商品を待っていた!』『ずっと売ってほしい』など、想像以上に多くのお声をいただき驚いています」とコメントしている。一方、「混ぜにくい」という声もあることから、改良を進めていく考えだ。
ローソンが新しいパスタサラダを発売した背景には、消費者の間で時間効率を意識したタイパ(=タイムパフォーマンス)ニーズが高まっていることもある。同社の梅田貴之氏(理事執行役員 商品本部長補佐)は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の取材に対して、「これまでのサラダは、小袋ドレッシングなどのゴミも出るし、つくるのに時間もかかるという課題がありました。振っておいしいパスタサラダはタイパニーズに対応する商品です。また、容器を振る楽しさがあるのもポイントです」とコメントしている。
タイパを意識した商品は他にもある。
例えば、4月にはのり弁当がそのままおにぎりになった「具!おにぎり まるで明太のり弁」(322円)を発売した。これは、ちくわの磯部揚げ、たまご焼き、白身魚フライ、明太子をごはんで挟んでいるのが特徴で、おにぎり感覚で食べられる点をアピールしている。また、6月25日には外出先でもスプーンを使わずに食べられる「ワンハンドなプレミアムロールケーキ」(227円)を発売する。
ローソンは、2024年上期にコスパ重視の商品や、タイパ重視の商品を強化する方針を掲げているが、どこまで多くの消費者に支持されるか。
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