「間取り図×AI」で進化する物件情報 顧客、不動産会社へのメリットとは？：不動産DXのいまを知る（3/3 ページ）

不動産業界ではAIを活用した間取り図の作成や物件特徴を抽出するサービスが増えている。AI活用で、消費者が間取り図から得られる情報の量や質の変化、不動産会社側の業務効率化について紹介する。

[大武義隆（アットホームラボ代表取締役社長），ITmedia]

「間取り図×AI」の活用予測

　AIによる間取図解析の利点は多岐に渡るため、今後さらなる活用シーンの広がりが期待されます。

　例えば、物件のリフォームや改築時の提案においても、AIが大きな役割を果たします。消費者の生活スタイルに合わせて、現在の間取りを分析し、より住みやすさを考慮した改善点を提案できるのではと考えています。

　また、建設業界においてもAI技術の活用は期待できます。物件の間取り図を作成する際、AIを用いて大量なデータで分析した結果を使うことで、建築デザインにおける優れたパターンやトレンドを組み合わせた間取り設計が可能になります。これにより建築家や設計者は効率的かつ品質の高い仕事ができるのではないでしょうか。

　将来的にはAIの精度向上により、従来の業務に割いていた時間が削減され、業務効率化や人手不足の解消に役立つことが期待されそうですね。

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