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イオン、水産物を新幹線輸送で販売 好評を受け今後も首都圏で継続実施
イオンリテールは7月5〜6日の2日間、首都圏の3店舗で、新幹線で輸送された函館港の鮮魚を販売する。通常は水揚げの翌日から店舗に並べる魚を当日中に販売。すでに3回目の実施で好評を得ていることから、今後も継続的に実施していきたいとしている。
イオンリテールは7月5〜6日の2日間、首都圏の3店舗で、新幹線で輸送された函館港の鮮魚を販売する。通常は水揚げの翌日から店舗に並べる魚を当日中に販売することで、鮮度の良い状態で提供するとしている。
開催店舗は、イオン東雲店(東京都江東区)、イオンスタイル品川シーサイド(東京都品川区)、イオンスタイルレイクタウン(埼玉県越谷市)の3店舗。「スルメイカ」「めばる」「ほっけ」の3品を販売する。
同社は2024年3月から、JR東日本物流(東京都墨田区)が提供する新幹線輸送サービス「はこビュン」を利用した鮮魚の当日販売を展開する。1回目には「福井北陸フェア」の開催に合わせて、福井県産と石川県産の水産物を首都圏の2店舗で販売。2回目の6月には石川県産のするめいかを首都圏の3店舗で販売した。
広報担当者によると、大規模な輸送ではないため開催店舗は限られ、またコストも通常よりは高めとなるものの、来店客からは「こんなに新鮮なものが手に入るとは」と好評。手ごたえを感じたことから、3回目の開催に至った。今後も水産物のフェアなどに合わせて、同様の施策を継続的に実施していきたいとしている。
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