解体された「中銀カプセル」活用のホテル、内装デザインの4案が決定:冬に開業予定(1/2 ページ)
建築家の黒川紀章氏が設計した集合住宅で、2022年に惜しまれつつも解体された「中銀カプセルタワービル」。そのカプセルを活用したホテルの内装デザイン案が決定した。
空き家・遊休不動産の再生などを手掛けるエンジョイワークス(神奈川県鎌倉市)は、4月9日〜5月15日に募集していた「泊まれる中銀カプセル」デザインにおいて、4作品の採用が決定したと発表した。
同社は2022年に解体された「中銀カプセルタワービル」のカプセル5つを「泊まれるカプセル」として再活用する事業を推進しており、2024年冬に横須賀市の「長井海の手公園ソレイユの丘」にて、宿泊施設「カプセルヴィレッジ」の開業を予定している。
今回決定したデザインは、5つのカプセルのうち4つのカプセルの内装デザインとして採用され、残る1つはタワー現存時のオリジナルの内装となる。
採用された4つのデザイン
審査は中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトの前田達之代表とエンジョイワークスが共同で実施。小学生3年生から70代までの幅広い世代から集まった計62作品を対象とした。
1つめは、YOTTO一級建築士事務所の石橋知美氏がデザインした「ハレとケ -日常を仕舞い、何も無い贅沢を楽しむ方丈-」。常にデジタル機器などに接している多忙な現代人が、「何もないぜいたく」を味わえるカプセルを提案した。
2つめはデザイン事務所Moo-Flat designの代表で京都芸術大学非常勤講師の奥野幹氏が手掛けた「洞(うろ)」。大木にある洞は中に引き込まれるような魅力があることから、カプセルの持つ「ネスト」のような性質と洞の空間性を掛け合わせ、未体験空間への冒険心を刺激し、自然と一体となれる空間をデザインしたという。
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