タリーズの「紅茶店」、東海地区に初出店 ティーメニューの強化進む:プロダクトInsights
タリーズコーヒージャパンは7月19日、通常店舗よりも紅茶メニューを多くそろえた紅茶特化型の店舗「タリーズコーヒー&TEA 名古屋ラシック店」をオープンした。同社は2017年に新業態として「タリーズコーヒー&TEA」をオープン。現在全国に31店舗を展開しており、今回、東海地区初出店となる。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
タリーズコーヒージャパンは7月19日、通常店舗よりも紅茶メニューを多くそろえた紅茶特化型の店舗「タリーズコーヒー&TEA 名古屋ラシック店」をオープンした。タリーズコーヒーは若年女性層の利用が少ないことに着目し、この層が好む紅茶メニューの強化を開始。2017年に新業態として「タリーズコーヒー&TEA」をオープンした。現在全国に31店舗を展開しており、今回、東海地区初出店となる。
同店舗は名古屋三越が運営する商業施設「ラシック」の7階に位置する。客席の一角にはコミュニティールームを併設し、イベントやワークショップなどコミュニティーの場として活用する予定だ。
提供する紅茶の茶葉には、あざやかな紅い水色(すいしょく)が特徴のマラウイを使用。オリジナルブレンドのストレートティーやフルーツを使ったバリエーションティーなどティーメニューを15種類以上用意した。また、東京・代々木上原のブーランジェリー&カフェ「MainMANO(マンマーノ)」のスイーツも提供する。
現在、紅茶市場が盛り上がりを見せている。スターバックスコーヒーでも紅茶に特化した新業態「スターバックス ティー & カフェ」を拡大しており、2024年5月末時点で全国に11店を展開している。また、セブン-イレブンは淹(い)れたて紅茶を提供するマシンの導入を推進。今後3年間で1000店規模への拡大を目指している。
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