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紙のタウンページ、2026年3月末で終了 番号案内(104番)とともにネットサービスへ移行
NTT東日本とNTT西日本は7月19日、タウンページなどの電話帳と番号案内(104番)の提供を2026年3月末で終了すると発表した。目の不自由な人向けの「点字電話帳」と、障がい者向けに無料で電話番号を案内する「ふれあい案内」については提供を継続する。
NTT東日本とNTT西日本は7月19日、タウンページなどの電話帳と番号案内(104番)の提供を2026年3月末で終了すると発表した。背景について両社は「スマートフォンの普及などに伴い電話番号検索方法が多様化し、タウンページへの広告掲載数が減少するとともに、番号案内の利用数も大幅に減少している」と説明。紙資源消費を削減し、環境負荷を低減する狙いもあり、1890年の開始から135年続いたサービスの提供終了を決断した。
終了するサービスは、「タウンページ」「タウンページ情報販売サービス」「番号案内(104番)」「NTTファクス104」など7種類。目の不自由な人向けの「点字電話帳」と、障がい者向けに無料で電話番号を案内する「ふれあい案内」については提供を継続する。
電話帳および番号案内の終了後は、NTTタウンページがインターネット上で提供するiタウンページにて電話番号を検索が可能だ。同サービスは今秋リニューアルを予定している。スマートフォンやPCに不慣れな人でも検索しやすいようにデザインや操作性を改善する他、利用者の好みや条件に合わせて事業者の検索や比較ができるよう掲載情報の拡充を図るとしている。
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