2015年7月27日以前の記事
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「配属ガチャ」は公務員にも? 入職後のギャップは「異動が多い」「17時に帰れない」職員の声を聞いた(4/5 ページ)

地方公務員の「なり手不足」が問題となっています。「公務員=安定」のイメージがあって、働きたいランキングでも上位にランクインしているイメージがありますが、なぜ「なりたい」人が減っているのでしょうか。入職後のギャップを聞きました。

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「安定=仕事が楽」では決してない

 ワークライフバランスを入職後ギャップに挙げる声もありました。地方公務員といえば、「残業が少ない」といったイメージがありますが、実際に働く職員の声を見ると、想像よりも激務であることがうかがえます。


地方公務員の平均時間外勤務時間(出典:総務省)

時間外勤務の時間数が月45時間を超える職員(出典:総務省)

年次有給休暇の取得日数(出典:総務省)

 「ワークライフバランスを取れるかどうかは、完全に部署や仕事内容による。人手不足や次々と生じる政策課題により、想像していた以上に忙しい。残業時間などの実態は、入庁前に実際に働いている職員に確認しておくことをおすすめする」(行政、男性)

 「『公務員は17時で帰れる』と思っている人がいまだに多いが、そんなことはない。本庁なら20時ごろまでの残業なんていくらでもあるし、部署によっては深夜2時まで残業の課もある。激務が原因で病気になる職員もいる。ただ、最近は『働き方改革』で労務管理がしっかりと効き始めているが、それでも定時で帰れる部署は少ない」(知事部局、男性)

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