教員の充実度、平均は「69.1点」 男女で違いは？

ジブラルタ生命保険が調査結果を発表した。

[季原ゆう，ITmedia]

　学校教員は、自身の生活にどの程度満足しているのか。ジブラルタ生命保険（東京都千代田区）が調査結果を発表し、教員生活の充実度を100点満点とした平均点数は「69.1点」だと分かった。

学校教員に関する調査結果（出典：写真AC）

　最も回答が多かったのは「80点台」（27.6％）だった。「70点台」（15.4％）、「90点台」（13.3％）が続いた。男女別に見ると、充実度の平均は男女ともに「60代」（男性74.9点、女性84.0点）で最も高かった。

教員生活の充実度（出所：プレスリリース、以下同）

自身の教員生活の充実度（男女別）

　「今、一番ほしいもの」について、男性の1位は「お金」（291人）。「時間・自由時間」（212人）、「自動車」（95人）が続いた。女性は1位が「時間・自由時間」（148人）、2位は「お金」（130人）と、男性と順位は異なるものの同じ項目がランクインした。

今一番ほしいもの

　働き方改革や、少子化対策の一環として、公立中学校の運動部で進んでいる「部活動の地域移行」については「教員の負担が減る」（58.5％）という意見が過半数を占めた。2位は「地域の専門的指導者の指導を受けられる」（31.5％）で、3位は「子どもたちの選択肢（部活動の種類）が増える」（26.9％）が続いた。

部活動の地域移行について、どのようなことを期待しているか

　5月23日〜6月10日に、20〜69歳の教員（小学校・中学校・高等学校・特別支援学校）2000人を対象にインターネットで調査した。