アマゾン、ラストワンマイル配送に250億円追加投資 配送ネットワーク拡大と効率化を推進(1/2 ページ)
Amazonは8月7日、ラストワンマイルにおける体制強化に250億円以上を追加投資すると発表した。追加投資により、配送ネットワークの拡大や配送効率の向上、再配達率の削減などを目指す。
Amazonは8月7日、ラストワンマイル(物流の最終拠点から顧客に届けるまでの区間)における体制強化に250億円以上を追加投資すると発表した。追加投資により、配送ネットワークの拡大や配送効率の向上、再配達率の削減などを目指す。
今回の追加を含む2024年の投資は、4つの重点分野に対して行う。1つ目は配送ネットワークの拡大だ。
配送の拠点となるデリバリーステーションは、注文された商品をフルフィルメントセンターから集約し、周辺地域の顧客の玄関先まで届けるAmazonのラストワンマイルの起点となる。2023年は11の配送拠点を開設し、現在は日本全国に50拠点以上のデリバリーステーションを設けている。こうした配送ネットワークの拡大により、700万点以上の商品を47都道府県すべてに翌日配送が可能となったという。
2つ目はドライバーの福利厚生向上と安全対策の強化だ。これまでドライバーに対し、都市部での配送や商品の取り扱いに関する安全トレーニングの実施、配送パートナーへの安全装備(滑りにくいスニーカー、必需品用ポーチ、夜間作業用ヘッドランプ)を提供してきた。
新たな取り組みでは、熱中症対策として1週間に最大6本の飲料を受け取ることができる無料ドリンククーポンの提供を開始。期間は7月から9月までで、セブン-イレブン店舗で交換可能だ。対象者はAmazon FlexドライバーとAmazon Hubデリバリーパートナー全員と、配送を委託するデリバリーサービスパートナーのうち希望者にも配布する。
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