ニュース
ローソン、「カスハラに対する基本方針」発表 「今後の入店お断り」の対応も
ローソンは8月9日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したと発表した。全ての利用客が安心して利用できるようにするほか、従業員が安心して働ける環境の構築が目的だとしている。
ローソンは8月9日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したと発表した。同社グループの店舗や施設を、全ての利用客が安心して利用できるようにするだけでなく、従業員が安心して働ける環境の構築が目的だとしている。
同社はカスタマーハラスメントの対象となる行為として、提供する商品・サービスの内容とは関係がない要求、暴行や傷害、脅迫や暴言、差別的な言動、他の利用客への迷惑行為などを例示。
こうした行為に対しては、「個人の対応とせず、組織的に対応する」として、合理的な解決に向けた話し合いを行うほか、警察・弁護士などに相談して対処するとしている。また、利用客の今後の入店や取引を断る場合もあるという。
同社は現在、カスタマーハラスメントなどへの対応に関する相談窓口を設置している。このほか、今後はカスタマーハラスメントに関する知識及び対処方法についての研修も実施するほか、基本方針に基づき、店舗マニュアルの整備も進めていくとしている。
関連記事
- 東急、「カスハラに対する基本方針」 発表 グループ会社ごとの個別方針も制定へ
東急と東急電鉄は8月1日、「カスタマーハラスメントに対する方針」を制定したと発表した。対象となる行為は、「身体的または精神的な攻撃」「土下座の要求」など9項目。従業員には、カスタマーハラスメントに関する知識および対処方法の研修を実施するほか、相談体制の構築を進める。 - NTTグループ、「カスハラに対する基本方針」 発表 悪質な場合は法的措置も
日本電信電話(以下、NTT)は7月26日、「NTTグループ カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定したと発表した。カスタマーハラスメントから従業員を守り、安全で働きやすい環境をつくることが質の高いサービスの提供につながるという考えから、同方針の策定に至った。 - 髙島屋グループ、「カスハラに対する基本方針」 を発表 悪質な場合は「出禁」も
髙島屋グループは7月9日、「カスタマーハラスメントに対する基本方針」 を発表した。同社は「お客さまからカスタマーハラスメントに該当する行為がありましたら、本方針に則って毅然と対応いたします」とコメントした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.