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吉野家、シンガポール中心地の店舗をセルフオーダー対応にリニューアル
吉野家ホールディングスは、シンガポール中心地のショッピングモール内にある「吉野家 ブギスジャンクション店」をコンセプトストアとしてリニューアルオープンした。セルフオーダーキオスクを3台配置し、シンガポール政府のキャッシュレス決済推進に対応した店舗となる。
吉野家ホールディングスのグループ会社であるYoshinoya (S) Pte. Ltd.は、シンガポール中心地のショッピングモール内にある「吉野家 ブギスジャンクション店」を、コンセプトストアとしてリニューアルオープンした。シンガポール政府が進めるキャッシュレス決済推進に対応し、セルフオーダーキオスクを3台配置して店内の席数を増席している。
同店舗は、MRTブギス駅直結の商業施設「ブギスジャンクション」の地下1階に位置していて、1997年に吉野家がシンガポールに進出してから2年後の1999年4月にオープンした。ローカルの若年層を始め、国外からの観光客やビジネスマンも多く高い集客力を誇る立地にある。
シンガポール政府が進めているキャッシュレス決済推進に対応して、セルフオーダーキオスクを3台配置したことで、注文時間短縮による顧客体験向上を狙う。セルフオーダーキオスクはシンガポール吉野家全店で導入していて、導入後のキャッシュレス比率は90%を超える水準となっているという。
また、混雑時の待ち時間を減らすため店内の席数を増席した。
同社は「今回のリニューアルオープンは、吉野家ブランドの同国におけるリブランディングの一環と位置付けている」とコメントしている。
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