ニュース
環境にやさしいサイゼの「卓上伝票差し」とは? 静かに広がるリサイクルの取り組み(2/2 ページ)
サイゼリヤに新しい「卓上伝票差し」がじわじわと広がっている。環境に配慮した取り組みだという。その背景を同社の広報担当者に聞いた。
樹脂製食器の導入で廃棄削減
2018年、同社はガラス製食器の破損によるけがをなくすことなどを目的に、樹脂製食器を導入している。新しい食器は米Eastman Chemical社が製造するコポリエステル樹脂が原料で、食器・雑貨などを手掛ける石川樹脂工業(石川県加賀市)が製造している。樹脂製のジョッキ、ワイングラス、ジュースグラス、デカンタを導入したことで、ガラス製品使用時に比べ、年間約50トンの廃棄削減を実現したという。
自社で提供する商品をリサイクルする事例は他の大手外食チェーンでも見られる。日本マクドナルドは2018年から、ハッピーセットのプラスチック製玩具を回収し、店内で利用するトレイに生まれ変わらせている。ハッピーセットの玩具からつくられたことは、トレイにも記載しており、リサイクルを推進する姿勢を利用客にアピールしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
マクドナルド、「ハッピーセット」玩具をトレーに再利用 プラスチックごみ対策に本腰
日本マクドナルドが「ハッピーセット」の玩具を再利用した店舗用トレーを約10万枚導入する。環境保護が狙いで、約127万個の玩具をリサイクルした。子どもに物の大切さを教える役割も果たしているという。
ユニクロが展開する古着・リメーク商品の狙いは? 実際に見て「ある程度売れるかも」と思ったワケ
ユニクロが、実験的に古着の販売を始めている。2023年に続き、第2弾となるポップアップストアを2店舗で設置。果たして今後、ユニクロの新業態となっていくのだろうか。




