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ゆで卵やレトルトが簡単に レコルトの「エッグ&ボイルクッカー」開発の裏側を聞いた:プロダクトInsights(1/2 ページ)
調理家電ブランド「レコルト」を展開するウィナーズは、「エッグ&ボイルクッカー」を発売した。商品化のきっかけは……。
プロダクトInsights
日々リリースされる新しい商品やサービスたち。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。
調理家電ブランド「recolte(レコルト)」を展開するウィナーズ(東京都渋谷区)は、「エッグ&ボイルクッカー」を発売した。
商品の特徴は、温度管理が難しい「ゆで卵」や「温泉卵」をほったらかしで調理ができ、レトルトの湯せんや低温調理にも対応していること。例えば、ゆで卵(10〜20分)、温泉卵(20〜25分)は一度に4個までの調理ができ、ボタンを押すだけで完成する。レトルト(15〜20分)の湯せんは、少量の水であたためられる。
商品化のきっかけは、簡単にゆで卵ができないか、簡単にできる器具をつくれないか、といったところからスタートしている。ゆで卵をつくる際、沸騰するまでその場で待たなければならず、タイマーを用意して半熟加減を調整するのは面倒なもの。こうした問題を解決するために、エッグ&ボイルクッカーの企画が進んだ。
「卵調理器のほとんどは、湯煎ではなく少量の水を張って『蒸す』タイプなので、それだと温泉卵をつくるのは難しい。湯煎式であれば、レトルトなど他の湯煎調理もできれば便利だと考え、企画が進んだ」(同社の担当者)という。
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