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マクドナルド、クルーの髪色自由化 採用人数が増加する効果も
日本マクドナルドは9月10日、クルー(店舗アルバイトスタッフ)の身だしなみ基準を緩和し、髪色を自由とした。事前にテスト導入した店舗ではクルーのモチベーションがアップした他、採用人数が増加する効果もあったという。
日本マクドナルドは9月10日、クルー(店舗アルバイトスタッフ)の身だしなみ基準を緩和し、髪色を自由とした。事前にテスト導入した店舗ではクルーのモチベーションがアップした他、採用人数が増加する効果もあったという。
同社は、店舗において「髪色」「つめ」「ユニフォーム」など身だしなみに関する基準を設けている。「髪色を自己表現の1つとして自分らしい働き方をしてほしい」「自分らしく働くことによってポジティブに仕事に取り組んで欲しい」といった考えから、今回の髪色自由化に至った。
髪色自由化をテスト導入したマクドナルド天王寺北口店(大阪市)では、「好きな髪色にすることで、より仕事のモチベーションも上がった」「自分らしさを認めてもらえているように感じる」「髪色を問わなくなったことで、より会話が生まれる、活気のある良い職場になった」という声が聞かれたという。
学校の課題で髪を染める実習があり、髪を染めている期間は休まざるを得なかったクルーも継続して勤務が可能となった。加えて「自分らしく働ける場」として、友人への紹介にもつながっているという。その結果、新学期が始まる4月には昨年よりも約3倍のクルーを採用でき、クルーの数が昨年同月に比べ30人以上増加。同社は「今後も多様な人材が自分らしくいきいきと働くことのできる環境の実現を目指す」とコメントした。
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