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イオン、カップ麺・ボトル飲料など「トップバリュ」19品目値下げ 備蓄需要にも訴求
イオンが9月18日から、PB「トップバリュ」のうち、カップ麺やペットボトル飲料など19品目を値下げ。今秋以降に食品メーカー各社で予定される値上げを受けてのものだとしている。
イオンは9月18日から、PB「トップバリュ」のうち、カップ麺やペットボトル飲料など19品目を値下げした。今秋以降に食品メーカー各社で予定される値上げを受けてのものだとしている。
新たに値下げの対象となるのは19品目。「ヌードルビッグ 各味」は192円から181円に、「ヌードルビッグ ケース 各味」は2246円から2106円に、「深蒸し茶入り 濃い緑茶 ケース」は1744円から1404円にそれぞれ値下げとなる。
生活コストの上昇が続く中、イオンは配送形態の見直しやグループの規模を生かすことにより、2023年9月からトップバリュ商品の値下げに取り組む。帝国データバンクによると、2024年9月にも食品1392品目(主要メーカー195社)で値上げが予定されており、イオンは消費者の価格に対する意識がより敏感になることが予想されると分析。
こうした意識の高まりに対応すると同時に、災害時に備える「ローリングストック」にも活用してもらうことを狙い、カップ麺やペットボトル飲料のほか、菓子などを値下げした。これにより、同社が2024年度(3月以降)に値下げした商品は、累計で79品目となる。
「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など、全国の約1万店舗が対象となる。
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