調査リポート
約8割の就活生が「内定時に配属先を知りたい」 しかし企業側は「難しい」(2/2 ページ)
i-plugは、2025年卒業予定学生を対象に、「配属先の希望に関するアンケート」を実施した。選考・内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいか聞いたところ、80.1%の学生が「はい」と回答、選考・内定時に配属先を知りたい学生は年々増加傾向にあることが分かった。
「ジョブ型採用」について企業に聞いた
企業を対象に実施した「ジョブ型採用(職務内容などを限定して採用する雇用方法)」の導入に関するアンケートでは、「(ジョブ型採用を)導入しない」と答えた企業が最多の37.6%で、次いで「未定」は36.1%だった。
ジョブ型採用を導入していない理由を尋ねた。最も多かったのは「内定出しの時点では、配属部署を決めることが難しいため」で35.8%と、内定承諾者が確定してから配属部署を決める流れが推察できる結果となった。
i-plugは今回の調査を通して、「事前に配属先を知りたい学生が約8割いて、大学の専攻や課外活動で希望配属先に関する取り組みを行っている学生が半数近くいる。この結果を見ると、職務内容や求めるスキルを限定して採用する『ジョブ型採用』は、学生にとって需要が高まっていると推察される一方、7割以上の企業が導入していないことが分かった」とコメントしている。
今回の調査は、新卒就活サービスに登録している2025年卒業予定の学生を対象に、インターネットで行った。期間は9月3〜5日、有効回答数は246人。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
30歳の「推定年収」が高い企業ランキング 1位は「JPモルガン証券」、2位以下は?
OpenWorkは「30歳の推定年収が高い企業のランキング」を発表した。1位は「JPモルガン証券」の1618万円だった。2位以下は?
異動・配属を「手挙げ」中心に移行すべき、これだけの理由
ジョブ型人事制度やキャリア自律への関心が高まる中、人事異動・配置はどのように変わっていくのだろうか。今後は社内公募などの「手挙げ」異動を増やしていけばよいのではという企業の声が聞かれるが、それだけでは十分ではない

