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30歳の「推定年収」が高い企業ランキング 1位は「JPモルガン証券」、2位以下は?OpenWorkの調査

OpenWorkは「30歳の推定年収が高い企業のランキング」を発表した。1位は「JPモルガン証券」の1618万円だった。2位以下は?

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 転職・就活の口コミプラットフォームを運営するOpenWorkは「30歳の推定年収が高い企業のランキング」を発表した。1位は「JPモルガン証券」(1618万円)だった。

 一方、同社が運営するサービス「OpenWork」に投稿された年収データを対象に算出した30歳の推定平均年収は489.7万円で、JPモルガン証券とは大きな開きが見られた。


年齢別の推定平均年収(画像:以下、OpenWorkプレスリリースより)

 同社が以前実施した調査によると、転職によって得たいもの・実現したいこととして、約6割が「収入を増やしたい」と回答したという。近年の物価高を背景に賃金増への期待を寄せているビジネスパーソンが多いことがうかがえる。

 ランキングの2位以下はどのような結果だったのか?

「30歳の推定年収が高い企業のランキング」 2位以下は?

 2位は「モルガン・スタンレーMUFG証券」(1475万円)、3位は「UBS証券」(1451万円)、4位は「ゴールドマン・サックス証券」(1432万円)、とトップ4を証券会社が占めた。

 以降「キーエンス」(1373万円)、「グーグル」(1323万円)、「マッキンゼー・アンド・カンパニー・ジャパン」(1265万円)と続いた。


30歳の推定年収ランキング

 ランクイン企業の業界別の内訳は、最多が「金融」、次いで「コンサル」「商社」という結果に。就活生からの人気が高い5大商社と呼ばれる会社が全てランクインしていることや、ランクイン企業の待遇面の満足度の平均は5スコア中4.5スコアと、総じて高いことが特徴として挙げられる。

 ランクイン企業に寄せられた口コミとしては、「皆で一丸となって目標に進む雰囲気だが、ハードワーク。米国的で、決定は速く機動的」(在籍10〜15年、中途入社)や「よくも悪くも個人主義・実力主義。本人の気力と体力があれば無制限に活躍でき報酬も見込めるが、社内リソースやオペレーションは未整備。営業が自力でリソースを調達したりライトパーソン・ライトマテリアルを見つけてくる胆力が求められる」(在籍3〜5年、新卒入社)などがあった。

 OpenWorkはランキングの結果を受けて「『ゆるブラック』という言葉を耳にするようになったいま、高年収を狙うことはもちろん、成長意欲の高い若手社会人にとって、個人に裁量権を与えて徹底的な成果主義がある文化は魅力的な環境なのではないでしょうか。ジョブ型雇用が進むと言われる中、裁量権を与えられ、仕事に対するオーナーシップを持つことの重要性は増すとが考えられます」とコメントしている。

 ランキングは、OpenWorkに投稿された40万件以上の年収データを基に「総合」「業界別」「職種別」「年齢別」に平均年収ランキングとして作成した。

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