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高さ4メートルの“珈琲ガチャ”、東京ミッドタウンに UCCの狙いは?(1/2 ページ)

高さ4メートルの“珈琲ガチャ”が10月10日、東京ミッドタウンに現れた。UCC上島珈琲による、カプセル式のドリップコーヒーを無料で提供するイベント「UCCカプセル珈琲店」で設置されたものだ。果たしてその狙いとは?

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 UCC上島珈琲(以下、UCC)は10月10〜13日の4日間、カプセル式のコーヒーを無料で提供するイベント「UCCカプセル珈琲店」を、東京ミッドタウン(東京都港区)で開催する。来場者は、会場に設置された“珈琲ガチャ”を回し、出てきた味のコーヒーを試飲できるという。一体どのような狙いで開催するのか。

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UCCがイベント「UCCカプセル珈琲店」を開催、その狙いは?(UCC上島珈琲の公式Webサイトより引用)

カプセルトイ風の演出で提供

 イベントで提供するのは、UCCが提供する「ドリップポッド」で抽出したコーヒー。挽(ひ)きたてのコーヒー粉を1杯分ずつ個包装したカプセルと、抽出用の専用マシンから構成される、カプセル式のコーヒーメーカーシステムだ。

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「ドリップポッド」でコーヒーを抽出する様子(「UCCカプセル珈琲店」オープン直前内覧会にて編集部撮影)

 来場者はドリップポッドのLINE公式アカウントを友だちに追加することで、会場に設置された、高さ4メートルの“珈琲ガチャ”を無料で回すことができる。珈琲ガチャを回すと、全12種類の粉コーヒーのカプセルがランダムで出てくる仕様となっており、会場に設置されたドリップポッドで実際に抽出、試飲することが可能だ。

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設置された「珈琲ガチャ」(編集部撮影)
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味の紹介文と共に、粉コーヒーのカプセルが出てくる仕様(編集部撮影)

「マイナスイメージ」が課題

 同社はドリップポッドを2015年3月に発売。事業はUCCグループのソロフレッシュコーヒーシステム(東京都港区)が手掛けており、家庭やオフィス向けに販売してきた。発売以来、売り上げは前年比120%を毎年達成するペースで伸長しているという。

 UCCによれば、カプセル式コーヒーの市場は、欧米や中国においては直近の10年で急激に拡大。フランスやスウェーデンなど、レギュラーコーヒー消費量の約7割を占めている国もあるという(2020年時点)。

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レギュラーコーヒーの消費量に占める、カプセル式コーヒーの各国の割合(提供:UCC上島珈琲)

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