浦和パルコ、リニューアルで「開業以来最高」の取扱高 どんな店舗が好調?
パルコは10月16日、運営する浦和PARCO(さいたま市)について、2023年9月〜24年8月の年間累計取扱高が、開業以来最高ペースとなる302億円(前年比111.1%)となったと発表した。2023年3月から24年8月にかけての改装などが効果を上げたという。
パルコは10月16日、運営する浦和PARCO(さいたま市)について、2023年9月〜24年8月の年間累計取扱高が、開業以来最高ペースとなる302億円(前年比111.1%)となったと発表した。2023年3月から24年8月にかけて実施した改装などが効果を上げたとしている。
浦和PARCOは2007年10月に開業。2023年度(2023年3月〜2024年2月)に、計25店舗分の区画を改装した。ライフスタイル・飲食・サービスなどを強化したところ、改装ゾーンの取扱高は前年比で162%となった。
これにより、2023年度(2023年3月〜2024年2月)の累計取扱高は284億円(前年比110%、2019年度対比105%)に。開業以来最高を記録した。
改装したゾーンでは、新規オープンした生活雑貨店「3COINS+plus」のほか、回転ずし「佐渡廻転寿司 弁慶」、焼肉店「叙々苑」、ピラティススタジオ「ピラティスケー」が好調だという。
また、2024年度上期には、計8店舗分の区画を改装。新規オープンした韓国料理店「韓美膳(ハンビジェ)」、ラーメン店「鯛塩そば 灯花」などの好調により、改装したゾーンの取扱高は前年比141%となった。
2023年9月〜2024年8月の期間も、年間累計入館客数・買上げ客数・客単価ともに、前年に対して伸長。「インバウンドの影響がほとんどない」(同社)中でも好調に推移しているという。
パルコは、体験型のイベントやPOP UP SHOPの開催など、「お客さまに新しい体験を提供する取り組み」も貢献したとコメント。2024年2月にオープンした、クリニックや薬局のフロア「Welpa(ウェルパ)」も好評だという。
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