首都圏の「住み続けたい街」 みなとみらい線が1〜2位を独占 『SUUMO』副編集長の見解は?(2/2 ページ)
リクルートが10月21日、「SUUMO住み続けたい街ランキング2023 首都圏版」(自治体・駅)を発表。総合ランキング(駅別)の1位は「みなとみらい」(みなとみらい線)で、2位にも「馬車道」(みなとみらい線)が続く結果に。その背景は?
「家賃が手ごろで満足度が高い街」は?
リクルートは同時に「家賃が手ごろだが、暮らす人の満足度が高い街」を発表。ファミリータイプの家賃相場が東京都(市部)で12万円以下、埼玉県・千葉県で11万円以下の街(駅)についてランキングを示した。
東京都の市部では、立川駅や国立駅への利便性が高い「谷保」(南武線)と「砂川七番」(多摩都市モノレール)がそれぞれ1位と2位に。「南大沢」(京王相模原線)が続いた。
埼玉県では、大宮駅の北エリアである「北大宮」(東武野田線)、「加茂宮」(埼玉新都市交通伊奈線)、「大宮公園」(東武野田線)が1〜3位に。笠松氏は「コスパよく生活利便性と文化的刺激を享受できる点が魅力」とコメントした。また千葉県では、「舞浜」(京葉線)、「鬼越」(京成本線)、「京成中山」(京成本線)が上位3位にランクインした。
自治体別のランキングでは、1位が「武蔵野市」、2位が「目黒区」、3位が「中央区」と続く結果に。前回調査と比較して、上位に大きな変動はなかった。
今回の調査は2024年1月23日〜2月5日に1次調査、同年2月15日〜2月27日に2次調査を実施した。1次調査の有効回答数は31万7222人、2次調査の有効回答数は5万1211人。
1次調査では住んでいる街への継続居住意向を段階評価で回答してもらい、結果を数値化した。2次調査では、1次調査で30人以上の回答が得られた最寄り駅および自治体を回答した人に、住んでいる街の魅力について調査した。
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