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「おぱんちゅうさぎ」アジア進出へ 伊藤忠商事が商品ライセンス取得
伊藤忠商事は10月21日、人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」について、日本と韓国を除くアジアでの独占的な商品ライセンスを取得したと発表した。これまで培ったグローバルネットワークを生かし、おぱんちゅうさぎのアジア展開を進める方針だ。
伊藤忠商事は10月21日、人気キャラクター「おぱんちゅうさぎ」について、日本と韓国を除くアジアでの独占的な商品ライセンスを取得したと発表した。これまで培ったグローバルネットワークを生かし、おぱんちゅうさぎのアジア展開を進める方針だ。
おぱんちゅうさぎは、クリエイターの「可哀想に!」氏が手掛けるSNS発のキャラクター。かわいらしいデザインとユニークなキャラクター設定が特徴で、若者を中心に人気となっている。
アジア太平洋地域における、アニメやキャラクターの商品化ライセンス市場は年々拡大。インドの調査会社であるData Bridge Market Researchは、2029年までに1474億ドル(約21兆円)まで成長すると予測している。伊藤忠商事は、2021年9月にライセンス事業を行う合弁会社Rights&Brands Asia社を香港に設立し、アジア市場におけるアニメ、キャラクターライセンス事業を推進してきた。
2024年5月には同社上海支店を設立し、中華圏の取り組みを強化。東南アジアでのムーミンの独占ライセンスも獲得した。今後について、伊藤忠商事は「アニメ、キャラクターのさらなる世界展開を目指す」とコメントした。
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