部下の指導や業務の効率化、社内調整などさまざまな業務に追われている企業の管理職。そんな管理職に就くビジネスパーソンが、苦手と感じている業務とはーー?。企業向けオンラインカウンセリングサービスを運営するポルムス(仙台市)が調査した。
管理職が苦手と感じる業務TOP7
調査は、従業員数500人以下の企業に勤める管理職を対象とし1015人から回答を得た。
管理職として時間や手間をかけている業務で最も多かったのは「業務の効率化」で42.3%に上った。「チーム・部門の運営」(38.5%)、「チームや部下のメンタルケア」(28.0%)が続いた。
「チームや部下のメンタルケア」に時間をかける目的は、「部下のパフォーマンスの向上」が最も多く34.8%。その他「チームや会社の生産性向上」(20.6%)、「職場環境の改善を図る」(17.4%)が上位となった。部下の仕事の成果や業務に関連する部分に重きを置いている様子がうかがえる。
苦手だと感じる業務が「ある」としたのは80.1%に上った。具体的にどのような業務を苦手と感じているのか。最も多かったのは「部下とのコミュニケーション」で29.8%。「部下のマネジメント」(28.3%)、「上司や経営層とのやりとり」(24.9%)が続いた。部下との関係構築に苦戦している人が多い状況が明らかになった。
社員から悩みを相談される機会が「ある」のは69.1%だった。内訳は「とてもある」が16.8%、「ややある」が52.3%。
また、社員からの悩み相談について「とても負担を感じる」としたのは15.0%だった。「やや負担を感じる」の48.0%と合わせると、悩み相談を負担に感じている人は63.0%を占める結果となった。
具体的に負担だと感じる点は「適切なアドバイスをすること」が最多で44.4%に上った。「部下の感情を受け止めること」(32.8%)、「プライバシーを守りつつ問題を解決すること」(32.1%)と続いた。
一度の相談に対しどのくらい時間を割いているのか。最も多かったのは「15分〜30分未満」で44.4%だった。「30分〜45分未満」とした23.8%と合わせて、約7割が一度の相談に30分程度の時間を割り当ててることが分かった。
調査は9月19〜20日にインターネットで実施した。
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