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会社員が考える“テレワークのデメリット” 「会話不足」「公私の切り替えが曖昧」を超えた1位は?(2/2 ページ)
ビジネスパーソンはテレワークについてどのような意識を持っているのか。エフアンドエムネット(大阪府吹田市)が運営するメディア「労務SEARCH(労務サーチ)」が調査を実施した。
「テレワーク手当」の支援制度はある?
テレワーク中のコミュニケーションについて「出社時と変わらなくコミュニケーションが取れている」とした人は、63.3%と半数を占めた。一方で「ややコミュニケーション不足を感じる」(19.0%)、「コミュニケーション不足を感じる」(13.7%)とした人を合わせて、3割以上がコミュニケーション不足を感じていることが分かった。
テレワーク中に最も利用頻度が高いコミュニケーションツールは、SlackやTeamsなどの「チャットツール」で40.7%。その他「メール」(25.0%)、ZoomやGoogle Meetなどの「Web会議システム」(18.7%)と続いた。
会社からテレワーク手当の支給はあるのか。支給が「ある」とした人は21.0%にとどまり、79.0%が支給は「ない」とした。また、テレワークを行う際の設備・環境についても「支援はない」とした人の方が多く、56.7%に上った。
テレワークの利用を拡大するために必要な改善については「書類の電子化(ペーパーレス化)」が最も多く、20.4%。その他「社内の打ち合わせや意思決定の仕方の改善」(18.3%)、「業務の進捗状況の確認や共有の仕方の改善」(15.0%)、「社内システムへのアクセス改善」(15.0%)が上位となった。
調査は8月26日〜9月4日にインターネットで実施。10代以上の男女300人から回答を得た。
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