キリンビール、樽商品の製造時期を「年月」のみに サッポロ・アサヒに続き

キリンビールは国内で製造・販売するビール類とハイボールの樽商品について、2025年2月1日製造分から製造時期の表記を「年月旬」から「年月」のみに切り替えると発表した。商品管理や物流における業務効率化などが目的だとしている。

[ITmedia]

　キリンビールは10月30日、国内で製造・販売するビール類とハイボールの樽商品について、製造時期の表記を「年月旬」から「年月」のみに切り替えると発表した。2025年2月1日製造分から順次切り替える。商品管理や物流における業務効率化などが目的としている。

キリンビール、樽商品の製造時期表記変更へ

　これまでは月の中旬に製造していた商品であれば、「中旬」を示す「中」までを含めて表記していたがこれをなくし、「年月」表示のみに切り替える。これにより、同社での商品管理や出荷業務のほか、サプライチェーン全体での在庫・入出庫管理における、オペレーション負荷の軽減につなげたい考えだ。

製造時期の記載箇所（ニュースリリースより引用、以下同）

変更前の表記例

変更後の表記例

　同社では2020年10月製造分から、ビール類や発泡酒などにおける缶・びん商品の製造時期表示を「年月旬」から「年月」に順次切り替えてきた。樽商品については、サッポロビールとアサヒビール、製造時期表示を2025年2月から「年月」に切り替えると発表している。