知ってると便利な生成AIテク 「チャット内容そのもの」を共有するには？ 【ChatGPT・Gemini・Claude編】：その悩み、生成AIが解決（3/3 ページ）

生成AIサービスには、やりとりの内容を他のユーザーにリンクで共有できる機能が用意されている。ChatGPT、Gemini、Claudeの主要3サービスの共有機能について、知っておきたい知識をまとめた。

[酒井麻里子，ITmedia]

Claude編

　Claudeの場合、通常のチャットをリンクで共有できる機能は用意されていない。ただし、チャット画面とは別のウィンドウで生成結果を表示する「Artifact」で出力されたものは共有が可能だ。

Artifactで出力してからリンクを発行

　出力結果にArtifactが使われるかどうかの判別は、指示内容によって自動で行われる。メールやブログなどの文章生成はArtifactが使われるはずだ。出力結果の下部にある「Published」ボタンから共有リンクを発行できる。

Artifactで出力されたものは、「Published」から共有できる

共有相手が「Remix」でブラッシュアップできる

　ChatGPTやGeminiの「会話を続ける」機能に相当するのが「Remix」だ。共有リンクを受け取った相手は、このボタンから追加の指示を行える。下書き段階のブログを共有し、他の人に仕上げてもらう場合などに役立つ。

共有相手は「Remix Artifact」から追加の指示を行える

通常チャットを共有する裏技

　通常のチャットをどうしても共有したい場合は、出力された回答に対して「アーティファクトを作成して」と指示すればよい。回答内容がArtifactとして表示され、共有を可能にできる。

各サービスの機能のまとめ。知っておくと共同作業や情報共有がスムーズになる

　リサーチ結果の共有や書類のドラフト作成、アイデア出しなど、生成AIの出力結果を共有したいシチュエーションは多い。サービスごとの機能の違いや仕様を把握しておくことで、よりスムーズな共有を行えるようになるはずだ。