ニュース
“優秀なワーカー”が好むオフィスの特徴とは? オカムラが調査(2/2 ページ)
オカムラ(横浜市)が「良いオフィスで働くことがワーカーの成長を促進するのではないか」という仮説のもと、ワーカーの成長に焦点をあてて調査・研究を実施した。「優秀なワーカー」が好むオフィスの特徴とは。
具体的なオフィス環境の整備については「集中できる環境」という回答が多く見られた。特に、管理職からは「個人で集中できる環境に加え、プロジェクトルームなどチームで集中できる環境が良い影響を与える」という回答が多く寄せられた。
優秀なワーカーが好むオフィス環境とは。優秀なワーカーの基準として、自己評価・客観的評価とともに過去の研究データを含めて特徴の相関関係を分析し、今回の調査ではジョブクラフティング(自ら工夫しながら働く行動)の頻度の平均値で高低を分け、優秀さの高低として定義した。
好むオフィス空間の特徴について、管理職と一般職のいずれにおいても、優秀なワーカーとそうではない人の間で「余裕」「開放感」「周囲の人」「整頓」の項目において、有意な差が見られた。優秀なワーカーは、開放感を感じる空間で余裕があり、整理整頓されていることをより好む傾向があると明らかになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「会議室を探す時間」を“月250時間”削減 三菱自動車が導入した新システムの中身
社員に働きがいを見いだしてほしいと願う三菱自動車ファシリティマネジメント部では、高い生産性を阻害する原因を突き止めた。それは「探す」時間が多いことだ。新オフィスビルの竣工に伴い、無駄な時間を徹底的に省くシステムを導入した。
“オフィスの芝生”で仕事? パナソニックが「出社したい」を追求した新拠点
パナソニックは、家電事業に関わる部門・関連会社が集結した「パナソニック目黒ビル」(東京都目黒区)を10月にオープンした。テレワークで顕在化したコミュニケーション不足の解決とパナソニックらしさを意識した職場環境を目指したという。若手社員が中心となって取り組んだというパナの新オフィスを取材した。
オフィスで「無料の夕食ビュッフェ」 求められる“出社の新たな価値”
コロナ禍の3年半で、リアルのコミュニケーション機会が失われたことによる損失は計り知れない。部署をまたいでの仕事は進めづらくなり、特に新人にとって社内の人間関係が希薄になった。多くの会社の悩みの種であるこの問題に、「夕食を無料で振る舞う」というユニークな手法でアプローチする企業がある。



