ニュース
銀のさら運営元が「セルフサービスの十割そば屋」岐阜市に1号店、寿司も提供 狙いは?
宅配寿司「銀のさら」を展開するライドオンエクスプレスは12月9日、そばをメインとした新業態「最上(もがみ)製麺」の1号店を岐阜市にオープンする。つなぎを使用しない「十割そば」をセルフサービスで提供するほか、天ぷらやすしも扱う。
宅配寿司「銀のさら」を展開するライドオンエクスプレスは12月9日、そばをメインとした新業態「最上(もがみ)製麺」を岐阜市にオープンする。つなぎを使用しない「十割そば」をセルフサービスで提供するほか、天ぷらやすしも扱う。
「イートイン主体」の店舗は初めて
そばのメニューで最も安いのは「ざる蕎麦(並)」で480円。握りずしは200円から、天ぷらは120円から提供する。そばを低価格で提供し、すしや天ぷらを自由に組み合わせることで、オリジナルの和食セットを楽しめるようにする。
同社では銀のさらのほか、「すし上等!」や「釜寅」など、和食のデリバリー事業を展開している。過去にはイートイン利用も可能な「銀のさら」を岐阜市で1店舗のみ運営していたが、イートインを主体とする店舗は今回が初めてだという。主力の銀のさらの事業を生かした新業態により、新たな顧客層の獲得を狙う。
セルフサービスで低価格帯に
岐阜市は同社の社長の出身地で、銀のさら1号店の出店場所でもある。新事業に進出するにあたっては、「和食」のブランドイメージを意識した。すしとの相性がよく、できたての味を提供できる業態として「そば屋」を選んだとしたという。広報担当者は「セルフサービスとすることで人件費を削減し、手ごろな価格で十割そばを提供できるようにしました」と話す。
次の出店は未定で、1号店はトライアルという位置付けだ。銀のさらの事業を生かした新業態は、他の地域にも広がるか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
いきなり!ステーキ運営元が「一人すき焼き」専門店 新橋に1号店、インバウンド需要も見込む
「いきなり!ステーキ」などを展開するペッパーフードサービスは12月4日、新業態となるすき焼き専門店「すきはな」をJR新橋駅銀座口にオープンする。国産の食材にこだわったすき焼き定食を提供し、インバウンド需要も見込むという。
「銀のさら」の社長が“怒る”のをやめた理由
宅配すし「銀のさら」などフードデリバリー事業に強みを持つライドオン・エクスプレス。同社の江見社長は「“怒らない経営方針”が事業の飛躍をもたらしている」と語る。どういうことか。
コロナ禍で「銀のさら」絶好調 創業社長が語る“稼ぐ”仕組みとライバルが淘汰された背景
宅配寿司「銀のさら」が好調だ。創業社長は「ウーバーは脅威ではない」「宅配寿司が宅配ピザより難しい」と熱弁する。どういうことかというと……。





