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ローソン、高速道路の買い場空白エリアに新店舗 ブルーインパルスグッズも展開
ローソンは11月27日、「ローソン東松島道の駅店」(宮城県東松島市)をオープンした。同店舗は、宮城県の三陸沿岸道路上り線矢本パーキングエリアに直結する「道の駅東松島」に併設している。
ローソンは11月27日、「ローソン東松島道の駅店」(宮城県東松島市)をオープンした。同店舗は、宮城県の三陸沿岸道路上り線矢本パーキングエリアに直結する「道の駅東松島」に併設している。三陸沿岸道路の無料区間(全区間約333キロ)にあるパーキングエリアには、コンビニエンスストアなど買い物する場所(買い場)がない状況だった。
ローソン東松島道の駅店では、標準的な商品に加え、東松島市をPRするための商品もそろえた。東松島市にある航空自衛隊松島基地の「ブルーインパルス」にちなんだグッズや、障がい者雇用を進める農園で生産した地元の野菜も販売する。
買い場を維持するため、ローソンは過疎化により小売店が撤退した地域への出店を積極的に進めている。コンビニは全国に物流網があるため、過疎地域への出店を検討する場合、近くに店舗があることが多く、新しく物流網を整備するといった負担が少ない。
加えて、スーパーに比べて小さい商圏かつ小人数で営業できることから、過疎地でも利益を確保しながら店舗を運営できるという。同社は、今後も過疎地など地域の買い場を守るという社会課題の解消と、店舗運営の両立を目指す方針だ。
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