ニュース
スズキ、キッチンカー向けのアプリ開発 業務効率化や売上改善をサポート
スズキは11月27日、移動販売事業者向けのスマートフォン用アプリ「Shuppa(シュッパ)」の提供を開始した。Shuppaは、飲食や小売り向けのプラットフォームを提供するShowcase Gig(東京都渋谷区)と共同開発したものだ。
スズキは11月27日、移動販売事業者向けのスマートフォン用アプリ「Shuppa(シュッパ)」の提供を開始した。Shuppaは、飲食や小売り向けのプラットフォームを提供するShowcase Gig(東京都渋谷区)と共同開発したもの。
キッチンカーなどの移動販売事業者数が増加している一方、開業の煩雑さや運営面での課題も多い。スズキは軽トラックの荷台で商品を販売する「軽トラ市」に注力しており、こうした課題を解決することで、軽トラ市の普及にも役立つと考え開発に至った。
Shuppaは出店計画や商品の登録・管理、レジ対応などの業務、Webサイト作成、売り上げの分析といった、さまざまな機能を集約している。運営に必要な機能を1つのアプリにまとめることで、業務効率化や売り上げの改善が期待できるという。アプリの利用には、別途端末を用意する手間や費用はかからない。
開発時には、移動販売事業者にアプリを使用してもらい、課題や改善点をヒアリングした。スズキは「今後は利用者の声をアプリ機能の拡充に反映し、開業から運営までを一貫してサポートできるサービスの開発を進める」とコメントした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
なぜ軽自動車は選ばれるのか 「軽トラック」がじわじわ広がっている理由
税制優遇があり、装備も充実してきた軽自動車。そもそも国民車構想から誕生したが、安全性や快適性を高めて進化していった。スズキやホンダが高品質な商品をヒットさせた影響も大きい。軽トラックなどは海外でも評価されており、今後も需要が拡大するだろう。
自動車の誕生とT型フォード 自動車と経済発展の歴史を振り返る
19世紀末に誕生した自動車は、20世紀初頭のT型フォードの登場により大きな転換点を迎えた。大量生産システムの導入で自動車は貴族の玩具から庶民の足へと変貌。これを機に自動車産業は国家経済の発展に大きく寄与するようになる。自動車産業と経済発展の密接な関係を、世界初の自動車から現代に至る七世代の流れに沿って振り返る。
なぜ「自動車不正」問題は起きたのか “どうでもいい仕事”があふれる残念な現実
トヨタを含む自動車メーカーで起きた認証不正問題は、他業界でも起きる可能性がある。そこには日本企業の「ブルシット・ジョブ」が関係しているが、どういうことかというと……。
「会議室を探す時間」を“月250時間”削減 三菱自動車が導入した新システムの中身
社員に働きがいを見いだしてほしいと願う三菱自動車ファシリティマネジメント部では、高い生産性を阻害する原因を突き止めた。それは「探す」時間が多いことだ。新オフィスビルの竣工に伴い、無駄な時間を徹底的に省くシステムを導入した。


