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「入社意欲を上げる」やり取りとは? 選考中に“意欲が高まった”学生は、何を経験しているのか(2/2 ページ)
学生の入社意欲を上げるために企業はどのようなやり取りをすべきか。リクルートマネジメントソリューションズ(東京都港区)が調査を実施した。
インターンシップへの参加有無と、キャリア選択への納得感の関係を分析したところ、インターンシップに参加した回答者の方が、キャリア選択への納得感が高い結果となった。また、就業体験を伴うインターンシップに参加した人のうち、57%が「働くイメージがしやすい」と回答した。
企業の採用プロセスの特徴において、「面接などの接点で、話したいことを話せた」「面接などの接点で、自分のことを掘り下げて、よく理解しようとしてくれた」「キャリアを支援するスタンスが感じられた」「面接などの接点で、温かく迎えてくれた」といった項目で高い評価をした人は、キャリアへの納得感も高いことが明らかになった。
新卒の就職活動や採用活動を学生と企業の双方にとって、より良いものにするために必要だと思うことについては、「自社の魅力だけでなく悪い情報も含めてありのままを伝える」「企業側が学生と対等なスタンスを持つこと」といった意見が寄せられた。
調査は8月6〜19日にインターネットで実施。25〜29歳の正社員291人から回答を得た。
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