インタビュー
「こしあんバー」なぜヒット? つぶあん派を魅了した井村屋の“あん”哲学:過去最高を更新(3/4 ページ)
井村屋の「あずきバー」が売れている。2024年4〜9月期の売り上げを見ると、過去最高を記録。海外にも積極的に展開しているわけだが、その人気の秘密はどこにあるのか。
あずきバーブランドの強化
「あずきバー」シリーズも猛暑の影響を追い風に好調だ。売り上げ本数は4〜9月期として過去最高を記録。2023年の発売50周年を機に、「宇治金時バー」を「あずきバー抹茶」に、「ミルク金時バー」を「あずきバーミルク」に、それぞれリニューアルした。シリーズ全体で「あずきバー」ブランドとして統一した。
原材料面でも見直しを図った。元々、あずきバーの原材料は砂糖、小豆、水あめ、食塩、コーンスターチの5種類だった。リニューアル後はコーンスターチを使用せず、同社の小豆を粉末化したものを使用することで、原材料を4種類に絞った。
「食品パッケージの表示をより分かりやすくするクリーンラベル化を進めつつ、より自然な味わいを追求した」(近藤氏)
パッケージについては長年築き上げてきたブランドを保つため、大幅な変更は避け、商品名の統一を中心とした調整にとどめている。このようなリニューアルを実施した結果、3商品すべてが前年比で売り上げを伸ばした。
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