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「大豆臭を完全に除去」牛肉より安い代替肉、スタートアップが開発プロダクトInsights(1/2 ページ)

代替肉の企画・開発を手掛けるスタートアップ企業ネクストミーツ(北海道虻田郡)は、植物性無添加代替肉の新商品を開発したと発表した。12月から法人向けに卸売りを開始する。新製法により価格を牛肉よりも抑え、大豆の香りを取り除くことに成功したという。

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プロダクトInsights

日々リリースされる新しい商品やサービス。その商品やサービスには、必ず企業側の思惑や狙い、生活者のニーズ、時代の空気感が反映されている。本シリーズでは、これらの「Insight」を考察していく。

 代替肉の企画・開発を手掛けるスタートアップ企業ネクストミーツ(北海道ニセコ町)は、植物性無添加代替肉の新商品を開発したと発表した。12月から法人向けに卸売りを開始する。新製法により価格を牛肉よりも抑え、大豆の香りを取り除くことに成功したという。


左から、ネクストミーツ研究員/理工学博士 パトゥク・イアロスラブ氏、代表取締役 石塚孝一氏、取締役/ファウンダー 佐々木英之氏(編集部撮影、以下同)

 新商品「NEXT ビーフ」は、同社の既存商品「NEXT カルビ」の食べ応えに「NEXT ハラミ」のジューシーさを追加した商品だと説明する。肉感、厚みが増したことで料理の幅が広がり、ハンバーガーやタコスなどにも利用できるようになったという。

 また、価格については「牛肉・豚肉・鶏肉のいずれよりも安い価格で提供できる」としている。

 製法の開発に当たって、岩手大学工学部と共同研究を実施。水分を飛ばす技術や代替肉を抽出する「ノズルダイ」の開発を通して、肉の食感・品質の改善を追求した。


岩手大学工学部と共同研究

 当面は業務用として、都内の飲食店、産業給食、インバウンド(訪日客)向け施設などに卸売りし、ニーズがどこにあるのか見極めていくという。


「代替肉ステーキ」を焼いている様子

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